チュニジア:野党連合が政治囚の釈放を求めてスタンディングを決行
2023年07月09日付 al-Quds al-Arabi 紙


■チュニジア…「陰謀事件」で政治的被拘束者の釈放を要求するスタンディング

【チュニス:アナドル通信社】

チュニジアの野党連合「救国戦線(NRF)」は土曜日の夜、首都チュニスで、いわゆる「国家安全保障に対する陰謀」事件の政治囚らの即時釈放を求めて、スタンディングを行った。

首都チュニスのハビブ・ブルギバ通りでは、スタンディングが行われ、数十人が参加した。参加者たちはスローガンを掲げ、政治囚らの釈放を求めた。

NRFのメンバーで労働達成党党首のアブドゥッラティーフ・マッキー氏はスタンディングに関して、「私たちは政治囚らの釈放を求めて平和的にデモを行なっている」と語った。

そして、「拘束された人たちには(犯罪の)証拠も(容疑の)根拠も明らかにされていない。私たちは検察庁および関連当局に繰り返し明確な説明を求めてきた」と主張した。

NRFが再三、被拘束者や囚人らの人権保護を訴えているにもかかわらず、21時40分(グリニッジ標準時)時点で、NRFの要求に対するチュニジア当局からの回答はなかった。

チュニジアでは2月11日以降、数多くの政治家、報道関係者、活動家、裁判官、実業家が拘束されている。カイス・サイード大統領は、何人かの被拘束者を「国家の安全と安定を脅かし、(社会的緊張を煽るために)商品の流通と物価高騰を操作しようと企んだ」と非難した。

サイード大統領は司法機関の独立性を繰り返し強調しているが、野党は、「2021年7月25日に定めて大統領権限の特別措置に反対する人々を起訴するために司法を利用した」と非難している。

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( 翻訳者:藤井翠 )
( 記事ID:55941 )