レバノン:自由で公正な国民主権国家の実現に向けて…困難と光の間で
2023年07月20日付 Al-Nahar 紙
「レバノンは待つ難しさと希望の光の間にある」をイメージした合成画像
■NPO団体「Civic Influence Hub」:待つことは難しいが、レバノン救済の羅針盤は明確だ!
【ベイルート:本紙】
レバノンのNPO団体「Civic Influence Hub(CIH)」は「国民の自由権、平等権、人権を保障する自由で公正な独立した国民主権国家の建設を着実に推進しなければならない。なぜならこれらの要素がレバノン国を構成する形質の遺伝子となっているからだ」と強調した。そして、(未来の)希望を破壊しがちな全体主義やマフィアの支配を警戒し、明確なビジョンと救済プログラムを備えた確かな羅針盤として立ち向かうことを求めた。
CIHは、ツイッターに「祖国の建設と祖国が全体主義やマフィアの支配から脱するのをただ待つだけが問題なのは、それによって多くの場合(未来への)希望が消え失せるか、少なくとも希望が叶う可能性が減少するからである。したがって、明確なビジョンと救済プログラムなど確かな羅針盤を持ち続けることが重要だ」と書き込んだ。
また、「明らかなことはただ一つ、自由で公平な独立した国民主権国家、つまり国民の自由権、平等権、人権を保障する国家建設を推進し、努力を積み重ねることの重要さだ。これらの要素はレバノンの土台となる遺伝子だからだ」と付け加えた。
そして、「レバノンの基本的な遺伝子の特徴は、文化的な広がり(アイデンティティー)を保持している。(レバノンは)軍事的イデオロギー、ポピュリズム(大衆迎合主義)の妄想、腐敗したネットワークを完全に拒絶するはずだ。なぜならそれ(レバノンの土台となる遺伝子)が本質的なものであるのに対して、これら(軍事的イデオロギーなど)はレバノンの歴史上で直面した試練の流れから外れているからだ」と締めくくった。
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( 翻訳者:岡田悠花 )
( 記事ID:56017 )