■移民女性による野外出産がチュニジア国内のアフリカ系移民の扱いをめぐる議論を再燃させる

【チュニス：本紙】

女性による野外での出産が、サハラ以南諸国からのアフリカ系移民に対するチュニジア当局の扱いをめぐる議論を再燃させた。チュニジア当局によると、この移民女性はサハラ以南の国出身であり、チュニジア西部でアルジェリアとの国境付近に位置するカスリーヌ県フェルナナ市のジャバル・ディルナーヤからブーシャブカにまたがる森林地帯で実施されていた掃討作戦の最中に発見された。この移民女性はその森林地帯で、まもなく女の子を出産するための陣痛の最中にあった。

国家警備局は、彼女が救急車で地域の地方病院に搬送されるまでの間、彼女に支援を提供したと述べた。移民たちは砂漠の道を陸路でやってきて、チュニジア東部の沿岸地域に到達するため、アルジェリア国境を超えてカスリーヌ県へ向かい、その後密航業者の助けを借りて海路でイタリア領土へと渡るという危険な旅を行う。

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（ 翻訳者:笠井野乃果 ）
（ 記事ID:56022 )