レバノン:中央銀行の新総裁いまだ決まらず
2023年07月25日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ナビーフ・ビッリー国民議会議長は、レバノン中央銀行の新総裁任命のための政府会議の必要性を強調
【ベイルート:本紙】
レバノン国会議長のナビーフ・ビッリー氏は火曜日、レバノン中央銀行の新総裁任命のための政府会議の必要性を強調した。ビッリー氏の公式ウェブサイトが発表した声明によると、この発言は、同氏が暫定政府首相のナジーブ・ミーカーティー氏を応接した際になされたものである。その際ビッリー氏によって、一般的な情勢や、特にレバノン中央銀行新総裁の問題などの最新の政治状況についてのブリーフィングが行われたという。
現レバノン中央銀行総裁のリヤード・サラーマ氏の任期は今月7月に終了するが、いまだ同氏に代わる新総裁の任名は行われていない。
そしてレバノン中央銀行の4人の副総裁、ワスィーム・マンスーリー氏、バシール・ヤクザーン氏、サリーム・シャヒーン氏、アレクサンダー・ムラーディヤーン氏らは、昨日月曜に行われたミーカーティー氏との会談のなかで、政府が自行に法的保障を提供するよう求めた。この法的保障とは、政府の不可欠かつ緊急の支出(給料や医薬品など)を可能にするためにレバノン中央銀行が政府に融資することや、同行が為替レートを安定させるために為替市場に介入することなどを認めるものである。
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( 翻訳者:大森耀太 )
( 記事ID:56056 )