イスラエル:ヨルダン川西岸地区で続く、イスラエルとパレスチナ間の緊張状態
2023年07月29日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イスラエル占領軍がヨルダン川西岸北部で軍事施設が銃撃を受けたと発表

【ナーブルス:アナトリア通信】

イスラエル軍は土曜日、「昨夜、ヨルダン川西岸北部にある軍事施設の一つが、軍が追跡していた車から銃撃を受けた」と発表した。

イスラエル軍はツイッターのアカウント上に「夜間、走行中の車の車内から、ナーブルス市の南西部のテル村の近くの軍事施設に向けて発砲があった」と声明を出した。

声明では、車両を追跡していた部隊に人的被害はないということだが、それ以上の詳細については明らかにされていない。

金曜日にも、イスラエル軍は「軍の所属部隊が、ナーブルス県南部のエイナブス交差点にある軍事検問所に車で突っ込んだパレスチナ人を、しばらく追跡した後、逮捕した。これによる負傷者は出ていない」と公表した。

今年に入ってから、占領下のヨルダン川西岸地区は深刻な緊張が続いている。イスラエル軍は指名手配犯を逮捕し、処罰するために、パレスチナ各地への侵入を繰り返している。さらにイスラエル人入植者たちによるパレスチナの村や町への襲撃事件も相次いでいる。

一方で、パレスチナ人側も同地域で断続的に、イスラエル軍兵士や入植者らに対する銃撃や車両(突入)攻撃を行っている。

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( 翻訳者:永井俊輔 )
( 記事ID:56076 )