エジプト:林外務大臣の訪問を通じ日本との相互協力関係を模索(1)
2023年09月07日付 Al-Ahram 紙


■教育分野での日本との協力強化…大統領と林外務大臣は両国関係および国際的な平和と安全保障問題について協議

【カイロ:イスマーイール・ジュムア】

アブドゥルファッターフ・スィースィー大統領は、今年4月に日本の総理大臣がエジプトを訪問した際の成果に基づき、あらゆる分野で日本との共同協力関係を強化する意向を強調した。両国関係は同訪問の際に戦略的パートナーシップに格上げされている。

大統領のこの発言は、昨日、サーミフ・シュクリー外務大臣同席のもと、スィースィー大統領が日本の林芳正外務大臣を迎え入れた際のもの。

大統領顧問のアフマド・ファフミー大統領府報道官は、「スィースィー大統領が、岸田総理へ挨拶を伝えるよう願い、エジプトにおいて政府と市民双方のレベルで日本が得ている多大な評価と地位について言及した」と明らかにした。また「エジプトは、教育分野、特にあらゆる尺度で際立った人情味のある人格の形成をするために、日本の優れた経験を活用にすることに関心を寄せ、この分野での両国間協力を強化したいとの意向を述べた」と伝えた。

同会合では、様々な分野における数々の相互協力、また現在行われているテクノロジーや輸送、エネルギー分野での協力、加えて、友好関係にある両国の文明的・文化的協力の最大の象徴とみなされている大エジプト博物館に関して取り上げられた。

(2)に続く

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( 翻訳者:中山早春 )
( 記事ID:56273 )