サウジ・イスラエルの関係正常化は米国次第
2023年09月21日付 al-Quds al-Arabi 紙


■サウジ皇太子:イスラエルとの正常化は日々近づいている、しかし交渉にとってパレスチナ問題はなおも重要である

【ワシントン:本紙】

サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子は水曜日のフォックス・ニュースとのインタビューで、王国はイスラエルとの関係正常化に近づいているが、パレスチナ問題については引き続き話し合いが重要であると述べた。

ビン・サルマーン氏は、自国がイスラエルとの関係正常化交渉を中止するとの情報の信憑性を否定し、2国間の外交関係樹立の交渉に関する質問に対して、「それは日々、近づいている」と回答した。

サウジ皇太子は、イスラエルとの関係正常化の合意に必要なものに関する質問に「この点に至るためには、米国のジョー・バイデン政権からの支援がいつあるかによる」と回答した。

さらに同皇太子は付け加えて、「我々にとってパレスチナ問題は非常に重要であり、その解決を必要としている。また我々は現在にいたるまで継続的な良好な交渉を続けており、どこでこの交渉が決着するかを注視している」と述べた。さらに「我々は、パレスチナの人々の生活を促進し、イスラエルが中東の一員として復帰することを期待している」と付言した。

ビン・サルマーン氏は「あなたが交渉を中止したとの情報がある」という質問に対して、「それは正しくない」と回答した。

対談者は続けて、「それならば、あなたはその解決は近いと思うか」と質問した。、サウジ皇太子はこれに対し、「それは日々、近づいている」と回答したが、これ以上の詳細についての言及は避けた。

(後略)

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( 翻訳者:廣瀬治基 )
( 記事ID:56404 )