レバノン:マウラウィー内務大臣が在レバノン・シリア人避難民の規制について言及(1)
2023年10月05日付 al-Watan 紙


■レバノンのマウラウィー内務大臣「シリア人が犯す犯罪率は全犯罪中の30パーセントを超えており、我々はシリア人の無差別滞在を許さない」

【ダマスカス:本紙】

レバノン暫定政府のバッサーム・マウラウィー内務大臣は昨日、レバノンでシリア人避難民が犯した様々な重大犯罪の割合が30パーセントを超えたと発表し、この際この問題には「レバノンの環境、イメージ、アイデンティティを守るための協力」が必要であると指摘した。

一方レバノン当局は、国連難民高等弁務官事務所がレバノンで彼らに固定の月給を与えることを拒否したのと時を同じくして、これらの避難民をレバノン国境の外部へ誘い出すギャングによる誘拐事件に関して改めて警告を発した。

マウラウィー氏は記者会見で「レバノンにおけるシリアの駐留に関して我々は無策の状態に留まるわけにはいかない」と述べた。同氏はさらに、「各市とそれらの住民に対して違反行為を行ったすべての者に責任を負わせよとの通達がすべての地方自治体に回付された」と付け加えた。

マウラウィー氏は、「我々はレバノンにおけるシリア人の無差別駐留を許さない。我々は集合住宅のひとつの部屋に暮らすシリア人の数を設定しなくてはならず、そこに複数の家族が住むことを許可しない」と述べ、レバノンの要求は「シリア人の存在を規制することではなく、むしろ彼らの存在に制限をかけることである」と述べた。

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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:56441 )