レバノン:ベイルート府主教がレバノン国民の法令遵守とモラル・マナー向上の必要性と重要性を説く
2023年10月08日付 Al-Nahar 紙
イルヤース・アウダ府主教(撮影:ホサーム・シャバールー)
イルヤース・アウダ府主教(撮影:ホサーム・シャバールー)

■アウダ府主教:大統領と法律を執行する強大な権力がなければ事態は改善しない

【ベイルート:本紙】

ベイルート府教区のイルヤース・アウダ府主教は、「レバノンでは若者たちの死が後を絶たない。自ら命を絶つ者もいる。 彼らはサタンの悪巧みに巻き込まれ、絶望してひきこもり、生きる意欲を失い、あるいは自国の復活への希望が消え、思い出もしがらみも捨てゼロから人生をやり直すために黄泉の国へと旅立つ。それ以外に、祝砲の流れ弾や、照明も安全施設も全く整備されていない危険な道路のせいで、数多くの若者が命を落としているのは言うまでもない」と感じた。

アウダ府主教は日曜日の説教で、「当局者の一体誰がこのような若者に目を向けているだろうか。道路に関しては、誰もが当局者の慢性的な怠慢さを認めている。しかし、現在私たちが直面しているいくつかの課題については、国民の責任を注視すべきである」と意見を述べた。

「本来恵みであるはずの大雨が原因の道路が冠水するほどの洪水は、市民の怠慢、道路へのごみのポイ捨て、道路や河川敷、海岸の清潔さに対する無関心の結果だ」と指摘した。

そして、「交通渋滞とそれに起因する事故は、無責任とモラルの欠如、道路交通法違反、信号無視、逆走、駐車違反などが原因である。また、マナーの悪い一部の自転車利用者が公共の安全に危害を与えている」と続けた。

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( 翻訳者:山中李咲 )
( 記事ID:56455 )