カタールで、「アクサーの大洪水」攻勢の後イスラエルに団結を表明したレストランに対するキャンペーン(ツイート)
2023年10月09日付 al-Quds al-Arabi 紙

スライマーン・ハーッジ・イブラーヒーム
ドーハ【クドゥス・アラビー】

 SNSの複数のサイトで、人民キャンペーンのようなものが広まった。このキャンペーンは、カタール政府の当局にウーシール地区マハー島にあるレストランのオーナーに断固たる立場をとるよう呼びかけるもので、その理由はこのオーナーがイスラエル擁護を宣言したことだ。

 カタールの地元紙の様々なものは、当局に対しガザを支援するようにとの呼びかけと掲載した。また、諸紙はレストランのオーナーのツイートの内容を広め、その内容にパレスチナ人を不適切な形容で論評する侮辱的な表現複数を明らかにした。

 カタールの活動家たちやカタール在住者たちは、SNSのプラットホームの様々なもので、レストランのオーナーがインスタグラムの個人のアカウントでイスラエルへの支持と団結を表明して以来広まっている呼びかけを掲載した。また、マハー島の「Pura Vidaレストランのボイコット呼びかけ」を含むハッシュタグが拡散した。これは、レストランのオーナーがイスラエル占領者との団結を宣言した後のことだ。

 カタールは、パレスチナ被占領地で起きているできごとに反応し、「ガザ地区での状況の推移に対し重大な懸念」を表明する声明を迅速に発表した。また、カタールは全ての当事者に対しエスカレーションを止めることと鎮静化、最大限の自制をすることを呼びかけた。カタールの外務省は、イスラエルに現在のエスカレーションの責任を負わせた。その理由は、イスラエルが継続的にパレスチナ人民の諸権利を侵害し、最新の侵害がイスラエル警察の警護の下でのアクサー・モスクへの突入が繰り返されていることだ。

 カタールの外務省は、イスラエルに明白な国際法侵害をやめさせるための国際社会の迅速な行動の必要性を強調した。また、(イスラエルに)このできごとをガザのパレスチナ民間人に対する不均衡な新たな戦争の火をつける口実とすることを防ぐ行動の必要性を強調した。

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( 翻訳者:藤澤千咲、穴井勇成、星名紗和、上水流舞 )
( 記事ID:56460 )