パレスチナ:イラン大統領とサウジアラビア皇太子がパレスチナ情勢をめぐり電話会談を行う
2023年10月12日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イラン大統領とサウジアラビア皇太子が「イスラエルのパレスチナに対する戦争犯罪を終わらせる必要性」について話し合う
【アンカラ:アナトリア通信】
イランのイブラヒーム・ライースィー大統領がサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子とパレスチナにおける最新の動向について話し合った。
イラン大統領府の政治担当副首席補佐官であるムハンマド・ジャムシーディー氏の「X」における発言によれば、この話し合いは水曜日に2人の間で電話会談によって行われたという。
また、ジャムシーディー氏は大統領とムハンマド・ビン・サルマーンの話し合いは45分間続いたことを明らかにした。
さらに、同氏は続けて以下のように述べた。「この電話会談を通してパレスチナ情勢が議論され、イスラエルがパレスチナ人に対して行っている戦争犯罪の停止の必要性が確認された。」
そして、「イスラーム世界が一つであることの重要性、およびアメリカ政府がイスラエル政府に対して提供している支援への非難」が確認されたという。なお、イスラエル政府はガザの民間コミュニティへの激しい攻撃を続けている。
土曜日の夜明けにハマースとガザのその他のパレスチナ系武装集団は「アクサーの大洪水」作戦を開始した。これは、「イスラエル軍やイスラエル人入植者によるパレスチナ国民およびその財産、聖地、特に占領された東エルサレムにあるアクサーモスクに対する度重なる攻撃」に対する報復である。
それに対し、イスラエル軍は「鉄の剣」作戦を開始し、ガザ地区の多くの地域における集中攻撃を続けている。ガザ地区には200万人以上のパレスチナ人が居住しており、2006年から続いているイスラエルによる封鎖のために劣悪な生活状況に苦しんでいる。
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( 翻訳者:小室璃紗 )
( 記事ID:56480 )