チュニジア:パレスチナ情勢をめぐるアラブ連盟の決定に対する留保を表明
2023年10月12日付 al-Quds al-Arabi 紙


■チュニジアはイスラエルのガザへの攻撃に関するアラブ連盟の決定に対して「留保」を表明

【チュニス:本紙】

チュニジアは、「アクサーの大洪水」作戦とイスラエルのガザへの攻撃に関してアラブ連盟が発表した決定内容に対する「留保」を表明した。

チュニジア大統領府は、同国のカイス・サイード・サイード大統領がナビール・アンマール外務大臣兼外交問題・移民省大臣に対し、水曜日にアラブ連盟委員会の閣僚級会議から出された決定のテキストに対して留保を表明するよう指示したことを明らかにした。

留保の文書には次のように記されている。「チュニジアは確固たる立場から、パレスチナのすべての土地に、2つあるキブラのひとつ目であり2大聖都の三つ目であるエルサレムを首都とする独立国家を建設するためのパレスチナ人の権利に固執している。そして本国は、2023年10月11日に臨時的に会議が行われたが、アラブ連盟委員会の閣僚級会議で出された決定に対して、全体的かつ個別的な留保を表明する。なぜなら、パレスチナとは原告や被告が存在するファイルや訴訟問題でないからだけでなく、むしろパレスチナ人の権利そのものだからである。この権利は時効や、殺害や追放を伴うシオニストの占領、もっとも基本的な生活要素である水や薬、食料や電気の剥奪、罪のない高齢者、女性、子ども、家や病院、救急隊員らへの攻撃によって消滅しえないものである」。

(後略)

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( 翻訳者:水口涼 )
( 記事ID:56484 )