エジプト:アラブ諸国の外相たちがガザへの侵攻に関して停戦の重要性を強調
2023年10月11日付 al-Quds al-Arabi 紙

アラブ諸国の外相たちはガザに対する戦争を止めることの重要性を強調する

【カイロ:クドゥス・アラビー】

アラブ諸国の外相たちはカイロで昨日(10日)、イスラエルのパレスチナに対する侵攻に関する緊急会議を開催した。

アラブ連盟事務次長のフッサーム・ザキー氏は最終声明を読み上げ、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃及び同地区とその周辺地域における緊張の高まりを即時停止することの重要性を強調した。さらに同氏は、すべての当事者に対して自制を要請することを強調した。また声明は、緊張の高まりが継続し拡大することによる悲惨な人道的・治安的影響について警鐘を鳴らした。そして、即時停戦の実現のために国際社会と足並みを揃え、国際法に則って早急に効果的な措置を講じることを呼びかけた。これらは誰もが代償を払うことになる暴力の連鎖拡大による危険から地域の治安と安定を守るためのものである。

同氏は、両陣営による民間人の殺害及び標的化、国際法や国際人道法に反するあらゆる行為について非難した。そして、共通の人道的価値観と国際法に則って、民間人を保護し、民間人及びすべての捕虜と被拘留者の解放を行う必要性を強調した。

加えて同氏は、兄弟であるパレスチナ人民が受けてきた、そして現在受けている権利の侵害を非難した。また、ガザ地区の封鎖を解除し、国連、とりわけUNRWAを通じた人道的支援や食糧、燃料の支援のための入国を許可することの重要性を強調した。

さらに同氏は、ガザ地区への電力と水の供給を停止するというイスラエルの不当な決定の撤回を要請した。そして、アラブ諸国と国際社会が充分な財政支援を国連機関に提供することの重要性を強調した。これは(国連機関が)適切なタイミングで大きな課題に対処できるようにするためである。

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( 翻訳者:渡邉翼太 )
( 記事ID:56495 )