レバノン:イスラエルによる空爆から一夜明け南部の町を取材(1)
2023年10月10日付 Al-Nahar 紙


■南部に対するイスラエルの爆撃後、本紙は町々を取材し、その雰囲気を観察

【ベイルート:本紙、アフマド・ムナッタシュ】

イスラエルの拠点のひとつに武装組織「イスラーム聖戦」が作戦を行い、それに対しイスラエルがレバノンに行った報復の直後、昨日(9日)午後から深夜まで治安情勢に進展があった。これを受け、本紙は今日、海岸の町ナークラから中央地区のビント・ジュバイル市の西側の入り口であるサッフ・ハワーに至るまでの「ブルーライン(注:イスラエル・レバノン間の停戦ライン)」に沿って取材し、ブスターン、アルマ・シャアブ、ラーミヤ、ザヒーラ、アイタ・シャアブ、アイン・イブル、ルマイシュの町や村を通った。それらは全てイスラエルに面していて、その一部はイスラエルの拠点や植民地、入植地との境界線上にある。

本紙の取材中、公道の交通量は極端に少なく、人の往来も特にザヒーラとアイタ・シャアブの2つの町ではほとんどないかのようであった。なお、この2つの町では多くの家屋や商店が被害を受けて多数の住人が避難しており、イスラエルによる爆撃およびイスラエルと対抗勢力の間で交戦による被害を最も受けている。

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( 翻訳者:大森耀太 )
( 記事ID:56499 )