パレスチナ:米上院議員がイスラエルによるガザ地区民間人への物資、エネルギー供給の遮断を批判
2023年10月11日付 al-Quds al-Arabi 紙


■米上院議員バーニー・サンダース氏:「イスラエルのガザ地区包囲は重大な国際法違反である」

【ワシントン:本紙】

米国のバーニー・サンダース上院議員(バーモント州)は水曜日、ガザ地区の2百万人以上の住民らの人々への電力、食料、燃料と水の供給を遮断したとしてイスラエル軍を批判した。
さらにこれを、数千人の子供たちや数十万人のパレスチナの人々に苦痛を与える「重大な国際法違反」であると評した。

サンダース氏は「民間人を標的とすることは、それを犯した人が誰かに関係なく戦争犯罪である」と述べた。

議会における進歩派の顕著な表明者であり元大統領候補でもあるサンダース氏は声明で、「イスラエルがガザ地区から食料、水やその他の必需品を全面的に奪うことは重大な国際法違反であり、無実の民間人に被害を与えるだけである」と述べた。

一方サンダース氏は、イスラエルで千人以上の犠牲をもたらしたハマースの活動家らによる攻撃に対応するにあたって、イスラエル占領政体を支援した米国を称賛したが、同時に「イスラエル軍はガザ地区の民間人に対して報復するべきではない」と主張した。

同氏は「我々は同様に、ガザ地区を攻撃しているイスラエル軍の自制を主張し、国連による人道支援へのアクセスの確保のために尽力しなければならない。我々は、ガザ地区にいる2百万人のうちの半数が子供たちであることを忘れないようにしよう」と述べ、「子供たちや罪のない人々はハマースの行動によって処罰されるに値しない」と付言した。

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( 翻訳者:瀬川遥加 )
( 記事ID:56501 )