レバノン:イスラエルによる空爆から一夜明け南部の町を取材(2)
2023年10月10日付 Al-Nahar 紙


その地域の住民の一部は、約4時間続いた爆撃と交戦について以下のように語っている。「イスラエル人は、特に軍高官の殺害後や軍用機によるこの地域の爆撃後に作戦地に隣接したザヒーラ町の家屋内に侵入してきた。」

ルマイシュ町に関しては、特に拠点のひとつに瓦礫が降り注ぎ将校が軽傷を負った後に同町の通りおよびその周辺で定期的に目撃されたのはレバノン軍の装甲車両だけだったと記録されている。また、ザヒーラ町とアイタ・シャアブ町をつなぐ道では国連レバノン暫定隊(UNIFL)のパトロールが目撃された。

朝から正午にかけては、銃声や爆撃音がその地域から消え、イスラエルの偵察機だけが一昼夜その地域を離れることはなかった。そして、その騒々しい飛行音は、国境の先端に位置する2つの町に対して空爆と戦闘行為が再び行われるのではという期待と警戒心と恐怖が混ざりあった沈黙した雰囲気と壁とを切り裂いていた。

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( 翻訳者:大森耀太 )
( 記事ID:56506 )