アルジェリア:パレスチナをめぐるアラブ連盟の決議に留保を示す(1)
2023年10月12日付 al-Quds al-Arabi 紙

◾️アルジェリアは、パレスチナをめぐるアラブ連盟が採択した決議文書中の「双方の民間人の殺害」という表現に対して留保を付し、市民に対して失望しないように訴えている。

【アルジェ:本紙】

アルジェリアは、アラブ連盟外相級会合後に提出された決議での「双方の民間人の殺害」という表現に対して留保を表明し、パレスチナ人の民族自決権とシオニスト占領政体による行為を等しく扱うことから距離を置くと強調した。

アラブ連盟は会合後に発表した第8987号決議で、「アルジェリア代表団は、1967年に定められた国境線に従って主権国家を樹立するというパレスチナ人の不可侵の自決権と、国際法上の憲章や決議に違反するシオニスト政体の行動を等しく扱うあらゆるものから距離を置く」とする見解を発表した。

またアルジェリアが留保した決議の第2項目には、「双方の民間人殺害を非難する」という一文が含まれており、シリア、イラク、リビアも共に留保とした。

アルジェリアのアフマド・アッターフ外相は会合でのスピーチにおいて、パレスチナ問題に関してアラブ諸国が特別かつ例外的な責任を負っていると強調した。さらに、パレスチナの人々に国際的な保護を提供するための取り組みの強化と、国際法によって規定された明確な根拠に基づいて和平プロセスを復活させるために団結すること、という2つの基本的な戦略に取り組むよう呼びかけた。

(2)につづく

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( 翻訳者:下田光沙 )
( 記事ID:56507 )