イラク:イラク人民動員隊が国境で駐屯地と監視塔の規模拡大
2023年10月11日付 al-Watan 紙


■治安上の理由で...イラクの人民動員隊がシリアとの国境で待ち伏せ作戦と監視塔を展開

【本紙】

昨日、イラクの人民動員隊がシリアとの国境地帯に待ち伏せ(作戦)と監視塔を展開・配備した。目標地域におけるテロ組織ISISの残党の不審な動きについて複数報告が上がったためである。

ある治安情報筋は、「マアルーマ」通信が伝えたところの声明において、治安上の理由により人民動員隊がシリアとの国境地帯で待ち伏せ作戦と監視塔を展開している、と発表した。

そして、「人民動員隊は標的地域における犯罪組織の残党の不審な動きの存在を知らせる情報を受け取ったことを背景に、アンバール県西部のシリアとの国境地帯において、治安維持のためのバリケードの設置に留まらず、待ち伏せ作戦の展開と監視塔の配備を開始した」と述べた。

また、「人民動員隊は、潜入を防ぎ、アンバール県西部を拠点とする治安部隊を標的とした攻撃を未然に防ぐことが目的の措置において、シリアとの国境地帯に通じる砂漠地域で存在感を強めた。」と付け加えた。

そして、この措置はシリアの不安定な治安状況とそれによる西部地域の安全と安定への悪影響のもとで発案されたことを明らかにし、この措置の目的はいかなる治安の侵害も阻止することだと強調した。

アンバール県のハイレベル治安情報筋は以前、西部地域でISIS戦闘員を追跡する任務を人民動員隊に命じたことを確認した。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:西村璃子 )
( 記事ID:56521 )