ナハール紙独自:ミドルイースト航空は、「戦争激化」を理由に、キプロスとトルコへの飛行機の退避を決定したのか。
2023年10月16日付 Al-Nahar 紙


 南部境界における日々の治安情勢の緊迫と、ヒズブッラー・イスラエル間の対立がレバノン国内での戦争へ発展する可能性への懸念が生じたことで、ミドルイースト航空が乗務員に対し、イスタンブール空港に着陸する可能性が常にあることを伝えたとされる噂が広まった。

本件に関して、同社の関係筋は出回っている噂を否定し、ナハール紙に対して、「戦時中は通常、航空機をレバノンのラフィーク・ハリーリー国際空港からキプロス、トルコやその他の安全な国へ退避させる予防措置を講じている。」と認めた。しかし、「現時点では、同社はいかなる国へも航空機を退避させることを決定しておらず、予定通りのスケジュールに従って運航している。」とした。

加えて、「戦争の激化によりスケジュールが変更される場合には、キプロスがレバノン国内にある航空機の第一の目的地となるだろう。」とし、「これまでのところ、パイロットに対していかなる措置の遂行も指示していない。」と明かした。

また、関係筋の情報によると、同社が所有する24機の航空機の内、既にトルコ移動させる予定の5機に関しては、シーズン終了時(オフシーズン)の航空機の移送のスケジュールに含まれており、これはピークシーズン以外の使用は必要ないためである。

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( 翻訳者:小林友哉、森川明穂、中原葉、瀬川遥加 )
( 記事ID:56523 )