アルジェリア:パレスチナをめぐるアラブ連盟の決議に留保を表明(3)
2023年10月12日付 al-Quds al-Arabi 紙

◾️アルジェリアは、パレスチナをめぐるアラブ連盟が採択した決議文書中の「双方の民間人の殺害」という表現に対して留保を付し、市民に対して失望しないように訴えている。

【アルジェ :本紙】

「今日我々はここに集まったが、アラブ人は我々の動向に着目し、この会議に視線を向けている。これは、アラブ人が、我々が統一的な立場を示すのを待っているということである。我々は一体となり、この中心的な問題を支援することに関するアラブ民族の不変性に改めて目を向けつつ、国際社会が世界で最も公正な大義に対処する際のダブルスタンダードを暴き、行動や反発に対処する際になされるであろう欺瞞と裏取引に立ち向かわなければならない」。

アッターフ外相は、国際社会が認知すべき3つの事実についても語った。彼によると、第1の事実とは、パレスチナの人々が直面している迫害、不正、圧政に対して国際社会が無関心であるにもかかわらずパレスチナ人自身が無力であること、そして、エルサレムを首都とする独立国家の樹立という正当で不可侵な国家権利を行使できるようにするために75年以上を費やしたことに痺れを切らしたということである。

第2の事実は、パレスチナ問題が国際外交の優先課題から恐ろしいほど欠落していることである。国際外交は責任を放棄し、なすべきことをなさず、過去20年間を通じて和平に向けた真剣かつ有意義なイニシアチブを何一つ記録しなかった。

(4)につづく

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( 翻訳者:下田光沙 )
( 記事ID:56529 )