イスラエル:レバノン国境付近でのロケット弾砲撃、ハマースが犯行声明。イスラエルはヒズボラの犯行と主張
2023年10月20日付 Al-Nahar 紙
キリヤット・シュモナ入植地(AFP通信)
■イスラエルはキリヤット・シュモナ入植地の住民を避難させる:軍は対ヒズボラ作戦を拡大する
【レバノン:本紙】
イスラエル国防省は本日、「イスラエルは、レバノン国境に近接するキリヤット・シュモナ入植地から住民を避難させる計画である」と発表した。
そして「国境近くの本入植地の住民は、イスラエルが支援する宿泊施設に移される」と付け加えた。
イスラエル軍は声明を出し、「民間防衛軍は少し前に市長にこの決定を伝えた」と発表した。さらに、「地元当局、観光省、国防省国家非常事態局が約25,000人の住民を国が資金援助する宿泊施設に避難させる計画を管理する」と説明した。
一方、イスラエル軍の報道官は、「キリヤット・シュモナ入植地から住民を避難させることで、軍は対ヒズボラ(レバノンの親イラン武装組織)作戦を拡大できる」と述べた。
同報道官は「ヒズボラの砲撃には必ず砲撃で応戦するのがわれわれのポリシーだ」と付け加えた。
今回の措置は、昨日、キリヤット・シュモナ入植地の9階建ての建物を狙ったレバノンからのロケット攻撃で、2人の犠牲者が出たことを受けてのことだ。
レバノンのカッサム旅団(ハマースの軍事部門)は、レバノン国境でのヒズボラの作戦に合わせて、イスラエルの入植地にロケット弾30発を発射したと公表した。
イスラエル軍はこの砲撃について、ハマースが犯行を表明しているにもかかわらず、レバノンからイスラエルに向けて発射されたロケット弾はヒズボラによるものだと報じた。
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( 翻訳者:岡田悠花 )
( 記事ID:56555 )