レバノン:ガス井試掘削の結果、ガスの痕跡のみ発見(2)
2023年10月19日付 al-Mudun 紙


≪石油機構の立場≫

レバノン領海の第9鉱区の現場にて、オペレーターであるトタル社によるカナ1/31探査井の掘削活動が完了し、先週日曜夜から月曜にかけて行われた掘削活動から得たデータとサンプルの収集が完了した。トタル社が作成する詳細な技術レポートを待ちつつ、エネルギー・水資源省傘下の石油機構は声明で、未試掘のカナ鉱脈にあるガス井の場所の選択は、レバノン領海での探査活動の将来に関わるきわめて重要な2つの問題に答えることを目的としていると発表した。

1、レバント鉱脈の(天然ガス)貯留層が発見されていない地層に関して、レバノン領海内の貯留層の存在とその質を確認、もしくは否定すること。

2、占領下にあるパレスチナ領海においてガスの発見が記録された地層と、レバノン領海の対応する地層の類似性の程度と範囲、またガス貯留層とその質を確認、もしくは否定すること。

(後略)

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( 翻訳者:笠井野乃果 )
( 記事ID:56561 )