シリア:イスラエル軍がシリア北部空港を再び攻撃
2023年10月22日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ここ数日間で2度目・・・イスラエルの空爆により、ダマスカスとアレッポの空港が封鎖
【ダマスカス:諸通信社】
シリアのダマスカス、アレッポ両国際空港は日曜日未明、イスラエルによる空爆で閉鎖され、発着便はラタキア空港に移管された。
この空爆により、シリア人労働者一名が死亡し、他にも一名が負傷した。国営シリア・アラブ通信(SANA)は、「イスラエルは日曜日の早朝、ラタキア西方に位置する地中海とシリア領ゴラン高原の方角からダマスカス、アレッポ両国際空港を標的にミサイル攻撃を行った」と報じた。
「ダマスカス空港では、民間人労働者一人が死亡、他に一人が傷を負った。両空港の滑走路は破壊し、いずれも使用不能となり、航空便はラタキア空港に代替着陸を余儀なくされた」と付け加えた。
レバノンの親ヒズボラ衛星テレビ局マヤーディーン・ネットは、「アレッポ空港の攻撃では4発のミサイルが発射された」と伝えた。
SANAによると、シリア運輸省は、「ダマスカス、アレッポ両国際空港に対するイスラエルのあからさまな攻撃で空港が使用不能となり、乗客の旅行、諸事情、ビジネス、ニーズに支障が生じた。旅行者には、各自航空会社と旅行の手続きを行うようお願いすると共に、搭乗便の日程・時刻、行き先の変更、キャンセルなど、運航に関する最新情報は逐次公開していく」と発表した。
両空港は、先週もイスラエルによる攻撃を受けて使用不能になったという。
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( 翻訳者:酒井梢太 )
( 記事ID:56578 )