イラン:アラーグチー外相が米国にイスラエル抑制を要求
2026年07月01日付 al-Quds al-Arabi 紙


■アラーグチー外相:「トランプ氏は米国にテルアビブの『ペット』を飼いならす義務を負わせた。彼らが主人に従わないなら、我々が懲らしめる」

【諸通信社】

イランのアッバース・アラーグチー外相は水曜日、「X」への投稿で、イランは国民や指導部に対するいかなる脅威にも、直ちに強力に対応すると述べた。

アラーグチー氏は、「米大統領は、テルアビブにいる自国の『ペット』を飼いならす義務を米国に負わせた。彼らが主人の命令を無視するなら、イランが厳しい教訓を与えることになる」と述べた。

一方イラン高官は水曜日、ロイター通信に対し、イラン政府と米国政府の間の間接協議が前日火曜日の夜からドーハで続いていると述べ、協議ではイランの凍結資産の解除とホルムズ海峡が主な議題となっていると明らかにした。

同高官は、「間接交渉は火曜日夜に始まった。イランはカタールおよびパキスタンの当局者と会談し、両国の当局者はその後、米国側と会談した。間接協議は水曜日も続き、イランの凍結資産とホルムズ海峡に焦点が当てられた」と述べた。

事情に詳しい情報筋はロイター通信に対し、カタールとパキスタンが今回の間接協議で仲介役を担っていると明らかにした。また、スティーブ・ウィトコフ米特使と、ドナルド・トランプ大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏が火曜日、カタールのムハンマド・ビン・アブドゥッラフマーン・アール・サーニー首相と会談し、水曜日に行われる実務者協議に必要な土台を整えたものの、両氏自身は協議には参加しなかったと説明した。

また国営メディアは水曜日、イランのカーゼム・ガリババーディー外務次官の発言として、ドーハでの協議はイラン政府と米国政府の間の暫定合意の履行に焦点を当てていると伝えた。
ガリババディ氏はカタール首相と会談したほか、暫定合意の履行状況を検討するため、イラン、カタール、パキスタンによる三者会合にも参加した。

交渉の進展に詳しい外交官はAFP通信に対し、中東での戦争終結に向けてイランと締結した了解覚書の条項を履行する一環として、水曜日、ドーハで米国とイランの代表による間接的な実務者協議が始まったと明らかにした。

匿名を条件に取材に応じた同外交官は、協議が現在も続いていると述べた。同氏はこれに先立ち、「米国とイランの当局者が水曜日、カタールとパキスタンの仲介を通じ、ドーハで間接的な実務者協議を行っている」と説明していた。

同外交官によると、今回の協議は、双方が6月に署名した「了解覚書の詳細」に焦点を当てており、その後スイスのルツェルンで開かれた首脳会談で得られた進展を踏まえ、さらに協議を前進させるものになるという。

また、米側代表のジャレッド・クシュナー氏とスティーブ・ウィトコフ氏は、この実務者協議には参加しないとした。

クシュナー氏とウィットコフ氏は前日火曜日、カタールのムハンマド・ビン・アブドゥッラフマーン・アール・サーニー首相兼外相と会談し、「米国とイラン・イスラーム共和国の間で進められている協議の最新動向」について話し合った。カタール外務省が声明で明らかにした。

同省によると、会談ではレバノンの停戦についても協議し、「レバノンの統一、主権、安定を守る形で停戦を定着させ、その成果をさらに積み上げていくことの重要性」を確認した。

カタールとパキスタンの仲介により6月17日に双方が署名し、その後スイスのルツェルンで首脳会談が開かれた了解覚書には、複数の条項が盛り込まれている。主な内容は、各戦線での戦争停止、ホルムズ海峡の再開、イランの港湾に対する米国の封鎖解除、イラン政府の凍結資産の一部解除、さらに延長可能な60日以内に最終合意に達することを目指した交渉の実施などである。

イラン外務省は当初、会談を開催する動きがあることを否定していたが、その後、月曜日になってカーゼム・ガリババーディー外務次官を団長とする専門家チームをカタールに派遣したことを明らかにした。

しかしイラン外務省のエスマーイール・バガーイー報道官は、ドナルド・トランプ米大統領が示唆していたような米国当局者との直接接触については否定した。同報道官は、「我々は、いかなるレベルにおいても米国との交渉会合を行わない」と述べた。

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( 翻訳者:八島愼也 )
( 記事ID:56585 )