ガザ:ガザ侵攻を擁護する国々に向けたハニヤ氏の声明
2023年11月05日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イスマーイール・ハニヤ氏:ガザへの侵攻をしている国は、国民の声に耳を傾けるべきだ

【ガザ:アナトリア通信】

イスラーム抵抗運動(ハマース)の政治局長であるイスマーイール・ハニヤ氏は、アメリカ政府およびガザの戦争を擁護している国々に対し、「そこで起きているせん滅戦争の終結を求める国民の声に耳を傾けるべきだ」と呼びかけた。

これは、土曜日(4日)深夜、日付をまたいで発出されたハニヤ氏の報道声明によるもので、「世界中の人々は自らの言葉で自由はパレスチナのためにあり、抵抗は合法であり、占領は終結に向かうと語っている」と続けた。

そして同氏は、アメリカやその他多くの国で起きているデモに関して以下のようにコメントした。「今ワシントンに集まっている民衆や、我々(ガザ)の市民と連帯してガザでのせん滅戦争の停止を求める西側の首都や都市から出てきた多くの民衆に敬意を表する。」

また、以下のように続けた。「デモのために数万、数十万人の異なる国籍の人々とともに動いた民衆は、全世界の人々が占領者イスラエルとその残虐さに騒然となっていることを明らかにした。」

イスラエル軍は、29日間もガザに対して破壊的な戦争を続けており、9500人のパレスチナ人が死亡しだ。その中には3900人の子供、2509人の女性が含まれていた。また、その他2万4000人以上が負傷した。さらに、パレスチナ政府筋によれば、西岸地区でも145人のパレスチナ人が殺害され、約2040人が逮捕されたという。

一方、イスラエル政府筋によれば、ハマースは1542人以上のイスラエル人を殺害し、5431人を負傷させたという。また、少なくとも242人のイスラエル人を捕虜にとり、イスラエルの刑務所にいる6000人以上のパレスチナ人の捕虜との交換を望んでいる。なお、その中には女性や子供もいるという。

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( 翻訳者:小林友哉 )
( 記事ID:56647 )