共和人民党(CHP)新党首にオズギュル・オゼル選出
2023年11月05日付 Cumhuriyet 紙
共和人民党(CHP)の第38回定例党大会で新党首に選出されたオズギュル・オゼル氏は、午前9時30分、党議会構成員の候補者を決定するために各県代表81名を集めた。その後、会見に臨んだオゼル新党首は、「これまでも県代表を務め、かつ、わが党の第7代党首、我々の正義の行進のリーダーでもあるケマル・クルチダルオール現党首に全員で拍手を送った。われわれは今後も彼の経験を生かしていく」と述べた。
CHP第38回定例党大会で、81県から集まった1367人の党大会代表は、共和国建国100周年、党創立100周年目に、新たな党首と執行部を選出した。その結果、オズギュル・オゼル氏がCHP新党首に就任した。
オゼル氏は、ムスタファ・ケマル・アタテュルク、イスメット・イノニュ、ビュレント・エジェヴィト、デニズ・バイカル、ヒクメト・チェティン、アルタン・オイメン、ケマル・クルチダルオールに続き、トルコ共和国最初の政党であるCHPの第8代党首に就任した。
二周目の党員投票が終わると、エクレム・イマムオール評議会議長は3時ちょうどに壇上に上がり、CHP新党首を発表した。結果は812票を得たオゼル氏が党首に就任することとなった。クルチダルオール氏は536票を獲得した。
■各県党代表と会談
オズギュル・オゼル新党首は、午前9時30分、党議会構成員の候補者を決めるため81県の代表を集めて会合をおこない、会合後に会見に臨んだ。
オゼル新党首の会見は、歴代CHP党首のひとり、ビュレント・エジェヴィト氏へ敬意を表するところから始まった。会見の要点は以下の通り。
・「今日はじめて皆さんと朝食をともにした。集まって話すことができたのは有意義だった。トルコ共和国が二世紀目に入って最初の党首として、そして最初の県代表として、我々が謳歌する民主主義が不全でもなければ、議論の余地があるものでもない、わが党とトルコにとって富であり誇りであることを共に確認した。我々は昨日、81県の代表とともにとともに歩み出し、今日もともにいる。
・「党組織と各県代表は、ともにキーリスト(主要な議会構成員候補者のリスト)を守っていくと述べた。これは非常に価値のあることだ。このキーリストが世間からブロックリストとして誤解されないことを望む」
・「昨日までの我々が約束がなんであれ、今日、我々は、憲章の変更、予備選挙へ向けた取り組み、県や郡を取り残さないことに関して改めて公約を確認した。今後、CHPという組織に力を与え、組織の力を引き出すような県運営を進めていく。」
・「先ほど(議場内で)起こった拍手は私に対するものでも会議全体へのものでもない。先ほどの拍手はこれまでも県代表を務め、かつ、わが党の第7代党首、我々の正義の行進のリーダーでもあるケマル・クルチダルオール現党首に向けたものだ。これからも我々は彼の経験を活かしていく。」
■「引継ぎがなされる」
「今日で党大会は閉会される。現状、(投票結果に)いかない異議も出ていないが、大会後48時間異議申し立て期間が設けられる。その後、当選証明書の交付日時が明らかになり次第、敬愛するクルチダルオール現党首と面会する予定だ。引き継ぎがある。もちろん正式な引継ぎもあるだろうが、歴代党首が蓄積してきた経験を我々が受け継ぐためのコミュニケーションラインも常にある。」
「われわれはクルチダルオール現党首の経験を活かしていく。彼はトルコの運営にふさわしい人物であり、ほぼ2人に1人の支持を得ているのだから」
■オゼル新党首から「団結」のメッセージ
県代表らとの会談後、オゼル新党首はソーシャルメディア上で団結を強調。オズギュル・オゼル新党首の投稿内容は次のとおり。
「先ほど申し上げた通り、我々は今朝、県代表会合を開催し、私は、彼らの意見や提案に耳を傾けた。我々はこのプロセスをともに運営するための第一歩を踏み出した。CHP政権に向けて全力で取り組んでいく。」
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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:56648 )