シリア:各地でイスラエルのガザ地区への攻撃に抗議するデモ
2023年11月06日付 al-Quds al-Arabi 紙
■パレスチナのフェミニズム団体がナイラブ難民キャンプで大規模なデモを組織
【ダマスカス:本紙】
シリア北部から南部に至るまでの各地で数百人の民衆がデモを行ない、ガザ地区の人々に対するイスラエルの継続的な犯罪行為を糾弾し、ガザ地区の住民を標的とする集団殺戮に抗議した。デモに参加した民衆は、即時の停戦と、数千人の命を奪った集中爆撃による虐殺の停止を訴えた。
本紙が地元情報筋から得た情報によると、デモはアレッポ郊外のシリア政権が支配する地域でも反体制派が支配する地域でも行われたほか、南部ではダマスカス郊外のヤルムーク難民キャンプや、ダラア難民キャンプ、ジャルマーナー難民キャンプでも同様のデモが行われた。これらのパレスチナ難民キャンプでは、ガザ地区でイスラエルの侵攻により亡くなったパレスチナ人殉教者に対する礼拝が捧げられた。
シリア北部アレッポ郊外出身の戦場活動家であるファーディー・シュバート氏は、「イスラエルによる爆撃の継続と犠牲者の増加に抗議するために、アレッポ郊外に移住した東グータの人々が怒りのデモを行なった」と語った。
同氏はさらに、「シリア反体制派の支配下にあるアフリーン地方のジンディーリース市付近のアジュナーディーン村のデモ参加者は、虐殺の停止と停戦、検問所の開放を要求するスローガンを繰り返した」と付け加え、「この村は、ヨルダン川西岸内のパレスチナ人からの資金援助を受けて昨年建てられたもので、モスクや公園だけではなく約180戸の居住用アパートがあり、そのほとんどがアレッポに強制的に移住させられた東グータ地区の住民に割り当てられた」と説明した。
(後略)
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( 翻訳者:國松吟音 )
( 記事ID:56653 )