■ヨルダン国王「軍事的・安全保障的な解決策ではパレスチナ・イスラエル紛争は終わらない」

【アンマン：諸通信社】

ヨルダン国王のアブドゥッラー2世は「軍事的・安全保障的な解決策はパレスチナ・イスラエル紛争の終結に成功しない」と強調した。

ヨルダン王宮府の声明によると、これはバーレーン王国参謀長ズィヤーブ・ビン・サクル・ヌアイミー中将の首都アンマンに向けた期間未発表の訪問の枠組みにおける、アブドゥッラー2世による同参謀長への応対のなかで述べられた。

さらに声明では、国王が「ガザに対する戦争の停止に向けて圧力をかけるために国際社会との行動を結集させる必要性」を強調したと明らかにされた。

同声明によると、国王は「民間人を保護し、ガザの封鎖を解除し、そこに途切れることなく人道支援を届けるために最大限の努力を費やす必要性」をあらためて確認した。

さらにヨルダン国王は「軍事的・安全保障的な解決策はパレスチナ・イスラエル紛争の終結に成功しない」としつつ、求められるものは「二国家解決に基づいた公正かつ包括的な平和の実現のための政治的解決策である」と述べた。

この会談にはヨルダン軍司令官ユースフ・フナイティー少将も出席した。

ヨルダンの声明ではバーレーン軍高官の到着日、また訪問期間については特定されなかった。

イスラエル占領軍は33日間にわたってガザに対し戦争を仕掛けており、住民らの頭上で住宅地を破壊している。複数の公的筋によると、これによって4,324人の子供と2,823人の女性を含む10,569人以上のパレスチナ人が死亡し、26,475人が負傷、同様に西岸地区では163人のパレスチナ人が死亡し、2,280人が拘束されたという。

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（ 翻訳者:藤井孝成 ）
（ 記事ID:56676 )