「博士号、売ります」、政治家も利用
2023年12月03日付 Cumhuriyet 紙


ソーシャルメディアには「政界に進出しようとする皆さん、短期間で博士号をとりましょう」といった広告があふれ、4万9000トルコリラ(245,000円)で学位や博士号が販売されている。

ソーシャルメディアは、学位や博士号といった称号の広告で溢れている。特にトルコ国内で有効性がなく、トルコ高等教育評議会 (YÖK) にも認可されていない卒業証書が販売されている。

BirGün紙のイスマイル・アル記者の記事によれば、ソーシャルメディアで掲載されているような広告には「国際的な大学を卒業しよう。希望の学科を選びリモートで受講してください。入試なしで大学で学ぼう」等と書かれている。

さらに「政界に進出しようとする皆さん、オンライン大学で短期間で博士号をとりましょう。働きながら博士号をとろう!」とする広告もある。

■試験も不要

(一般的に)修士課程に入学するには、教員・大学院教育入学試験(ALES)で所定のスコアを取得する必要がある。博士課程の場合も同様で、大学評議会が定めるALESスコアと外国語試験での最低限のスコアを取得しなければならない。

にもかかわらず、ソーシャルメディア上の広告では「ALESや外国語試験を受けずに修士号・博士号が授与される」と記載されている。

そうしたソーシャルメディア広告出稿主のひとつであるCapital Academyは、広告について次のようにコメントしている。

「我々はダブリン国際大学(IDU)と協定を締結している。この協定の枠組みで修士号および博士号を取得することができるが、これはトルコ高等教育評議会 (YÖK)認可されたものではない。我々は遠隔教育を提供し、2年間で卒業すれば総額4万9000トルコリラで卒業証書が授与される。」

■実情は民間企業

Capital Academyが「協定を締結している」というダブリン国際大学のウェブサイトには、「IDU は学生に質の高い高等教育を提供しており、国際的な環境で働きたい学生に向けた有能な教育スタッフによるオンライン教育という点で魅力的な学び舎である」と記載されている。しかし、国際ダブリン大学という名で運営されているこの組織は、実際には民間企業である。

そして、多数の政治家の履歴書には、このように学位を販売している「ダブリン国際大学で学んだ」と書かれている。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:56834 )