ガザ:ガザ地区全域で大規模な空爆、「火の帯」のように燃えさかる住宅街や病院周辺
2023年12月05日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イスラエル軍によるガザ地区への激しい夜間の空爆で数十人が死傷-(画像)

【ガザ:諸通信社】

パレスチナ自治区ガザ地区の中心都市ガザ市のシャイフ・ラドワーン地区南にあるヤーズィジー一家の住宅を標的としたイスラエル占領軍の攻撃で、火曜日未明、子どもや女性を含む数十人のパレスチナ市民が死傷した。

「その後、ガザ地区南部ハーン・ユーニスの難民キャンプでもイスラエル軍が民家を狙って攻撃し、多数が死傷した」とパレスチナ通信(ワファ)は伝えた。

ガザ地区全域では、夜間の激しい空爆が続き、多くの家屋や集合住宅や病院周辺が「火の帯」のように燃えさかった。

ハーン・ユーニスにあるダール・サラーム病院では、病院周辺へのイスラエル軍による激しい爆撃を受けて、医師や患者らは、救出を懇願した。

ガザ地区北部のカマール・アドワーン病院には、エスカレートする占領軍の爆撃から逃れて数千人のパレスチナ人が殺到した。

イスラエル軍の戦闘機が、昨日月曜日の夜、ガザ市のダラジュ地区にある避難民を収容している2つの学校を数回にわたって空爆し、少なくとも50人の市民が死亡、数百人が負傷した。

パレスチナ自治政府の通信・情報技術省は、ガザ地区の住民に対するイスラエル軍の継続的な侵攻により故意にガザ市およびガザ地区北部における通信サービス(固定電話、携帯電話及びインターネット)が切断されたと発表した。通信遮断の報告は、今回で4度目である。

「イスラエルによるガザ地区侵攻開始以降、少なくとも15,899人が死亡し、約42,000人が負傷した」とガザ保健当局は最新の集計を公表した。







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( 翻訳者:山中李咲 )
( 記事ID:56840 )