国連:グテーレス国連事務総長が人道的な停戦を要請
2023年12月09日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ガザ停戦を協議する国連会合…グテーレス国連事務総長は人道的惨事を警告

【国連:本紙】

昨日金曜日、国連安全保障理事会は、ガザ地区での人道的な即時停戦を求めるアラブ決議案を協議する包括的な会合を開いた。アントニオ・グテーレス事務総長は開会に際し、人道的停戦と人道的惨事を回避するための支援に合意するよう要請した。

決議案は、人道的理由による即時停戦、人質全員の無条件の即時解放、人道的アクセスの確保を求めている。

グテーレス事務総長は、国連憲章第99条に定められた権限を行使し、要請を行った。この権限は事務総長のみが持つもので、まれにしか行使されていない。要請で、ガザでの戦争は「国際的な平和と安全に対する現在の脅威の深刻化につながる可能性がある」と警告した。

事務総長は安全保障理事会での演説で、「ガザでの人道秩序崩壊という重大な危機に直面して、私は安全保障理事会に対し、人道的惨事の回避を支援するよう促し、人道的停戦を発表するよう要請する」と述べた。

演説の中で同氏は、民間人に対する有効な保護の欠如、ガザには「安全な場所」がないこと、食料不足という3つの主要な点を強調した。世界食糧計画によると、ガザでは非常に深刻な飢餓が発生し、ニーズが高まっているにもかかわらず衛生システムは崩壊している。

(後略)

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( 翻訳者:國松吟音 )
( 記事ID:56863 )