パレスチナ:IMFはガザ戦争によって深刻な不況が起こる見通しを発表
2023年12月07日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ IMFは、ガザ戦争がパレスチナ経済に「深刻な不況」をもたらすと予想
【ワシントン:諸通信社】
国際通貨基金(IMF)は7日、占領者イスラエルとガザ地区のハマスとの戦争がパレスチナ経済に「深刻な不況」をもたらすと予測した。
IMFのジュリー・コザック報道官は記者団に対し、「紛争勃発以前でさえ中期的にはGDP成長率が低下すると予想されていたが、この紛争がヨルダン川西岸とガザの両地域の経済活動に深刻な後退をもたらすと我々は予想している」と述べた。
さらに、ヨルダン川西岸地区、ガザ地区、イスラエルの経済が最も大きな打撃を受けるだろうが、「最終的な影響は紛争の期間と烈度による」と付け加えた。
占領者イスラエルとハマスとの間の最も血なまぐさい戦争は、10月7日のイスラエル攻撃以来3カ月目に突入した。占領者イスラエル当局によれば、1200人が死亡し、その大半は初日に死亡した民間人だったという。
一方、ハマス保健省の統計によれば、包囲されたガザ地区の広範な地域は瓦礫と破壊された建物と化し、パレスチナ人の死者は17,100人を超え、その70%以上が女性と子どもだったという。
IMFは先週、中東・北アフリカ諸国の経済見通しを見直すと発表し、今回の戦争がこの地域の「人々と経済」に広範な影響を与えるだろうと警告した。
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( 翻訳者:星名紗和 )
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