クウェート:ナワーフ・アフマド・サバーフ首長の死去..そして皇太子が後を継ぐ発表
2023年12月16日付 al-Quds al-Arabi 紙


ロンドン【クドゥス・アラビー】

 クウェイトの首長府担当相はクウェイト国のナワーフ・アフマド・ジャービル・サバーフ首長が86歳で死去したと発表した。

 少し前、首長府担当相は公式のテレビ上での声明で、「大きな悲しみと悲痛と共に、クウェイト人民、アラブ・イスラーム両共同体、そして世界の友好的諸人民に、土曜日に神のおそばに召された故人のナワーフ・アフマド・ジャービル・サバーフ首長閣下の逝去をお知らせする」と述べた。

 クウェイトのテレビはこのニュースが発表される前、既に通常の番組の放送を中断し、その代わりにクルアーンの朗誦を放送した。

 クウェイト国営通信社によると、ナワーフ首長は、11月に緊急の体調不良の後に必要な治療を受け医療診察を受けるために入院した。その後、同首長の容体は安定していると発表された。

 ナワーフ首長は、2020年に91歳で亡くなった異母兄のサバーフ・アフマド・ジャービル・サバーフ閣下の後を継ぐ前、2006年に皇太子に任命された。

 ナワーフ首長は、石油価格が下落することで生じた経済危機の間に国の経済を指導しなくてはならなかった。経済危機は、2020年に国際機関がクウェイトの信用格付けを格下げするに至った。

 ナワーフ首長の後を継ぐのは、同じく異母弟で現皇太子のミシュアル・アフマド・ジャービル・サバーフ殿下で、同殿下は現在83歳である。

(後略)

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( 翻訳者:藤澤千咲、穴井勇成、星名紗和、上水流舞 )
( 記事ID:56930 )