■クウェートの首長府担当大臣は同国のナワーフ・アフマド・ジャービル・サバーフ首長が86歳で死去したと発表

【ロンドン：本紙】

クウェートの首長府担当大臣は、同国のナワーフ・アフマド・ジャービル・サバーフ首長が86歳で死去したと発表した。

同大臣は数時間前に、国営テレビで放送された声明で次のように述べた。「クウェート国民、アラブ諸国、イスラーム諸国、そして世界の友好的な人民の皆様へ、大きな悲しみとともに、本日土曜日、至高なる神の赦しのもとで逝去されたナワーフ・アフマド・ジャービル・サバーフ殿下の訃報をお伝えします」。

クウェート国営テレビは、このニュースが発表される直前、通常の番組放送を中止し、代わりに聖クルアーンの朗読を放送した。

クウェート通信社「KUNA」が報じたところによると、クウェート首長は今年11月、「健康上の緊急の問題を受けて、必要な治療と診察を受けるために」入院していた。同通信社はその後、同首長の容体は安定していると発表した。

ナワーフ殿下は2006年に皇太子に指名され、2020年には同年9月に91歳で死去した異母兄のサバーフ・アフマド・ジャービル・サバーフ元首長の跡を継いだ。

ナワーフ殿下は、原油価格の下落による経済危機の最中に自国経済を主導しなければならなかったが、これにより2020年に国際機関がクウェートの信用格付けを引き下げる結果となった。

ナワーフ首長の後任として、異母弟のミシュアル・アフマド・ジャービル・サバーフ皇太子（83歳）が即位する予定である。

（後略）

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（ 翻訳者:笠井野乃果 ）
（ 記事ID:56944 )