レバノン:国連レバノン暫定隊を対象とする2つの襲撃事件が発生(2)
2023年12月28日付 al-Quds al-Arabi 紙


■レバノンで国連レバノン暫定隊に対象とする2つの事件…オーストラリアは自国民の1人がイスラエルの攻撃で死亡したのち、この人物とヒズブッラーの関係を捜査

【ベイルート:本紙】

この声明が発表されたのち、カフラキラー村で若者らと、フランス人部隊からのパトロール隊の間で第2の事件が発生した。この際パトロール隊の車両が鉄の棒で殴打されたために、彼らは撤退を余儀なくされた。

UNIFILと住民らの間で発生したこれら2つの事件は初めてではなく、同様の事件はこれまでにも幾度となく発生していた。その最たるものは、約1年前にレバノン南部のアークビーヤ地域で発生したパトロール隊に対する発砲事件である。この事件ではアイルランド人部隊の隊員1人が死亡し、3人が負傷した。またその後、ヒズブッラーが自らのメンバー1人を司法当局へと引き渡した。

今回の事件と近い文脈では、オーストラリア政府はビント・ジュバイル村に対するイスラエルの空爆で同国の国民であるイブラーヒーム・バッズィー氏と妻のシュルーク・ハムード氏が死亡したことに関してコメントした。この空爆ではイブラーヒーム氏の弟であるアリー氏も死亡しており、オーストラリア政府は「彼ら2人のうち1人がかつて武装勢力と関係を持っていたというヒズブッラーの主張を調査中である」と述べた。

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( 翻訳者:大森耀太 )
( 記事ID:57068 )