大学入学資格獲得者のうち、50万人以上が大学希望登録せず
2024年01月06日付 Cumhuriyet 紙


ユスフ・テキン国家教育相はCHPマニサ選出国会議員であるベキル・バシェヴィルゲン議員の国会質問に回答した。テキン教育相はトルコ共和国建国100周年にあたる2023年には学生15万7576人が大学入学の権利を得たにも関わらず(大学希望)登録を行えず、登録をしなかった学生は直近5年間で51万8549人に上ったと述べた。直近5年で学校をやめた学生の数は26万8714人になったと明かした。

CHPマニサ選出国会議員であるベキル・バシェヴィルゲン議員は大学入学資格を得たにも関わらず登録を行えなかったり、登録を取りやめた学生について行った国会質問に対し、ユスフ・テキン国家教育相が回答した。テキン教育相はバシェヴィルゲン議員の国会質問に対して行った回答で、2023年に学生15万7576人が大学入学の権利を得たにも関わらず登録を行えず、直近5年で学校をやめた学生の数は26万8714人になったと明かした。

■「2023年に学生15万7576人が登録を行えなかった」

CHPのバシェヴィルゲン議員はテキン大臣の回答を受けて「ユスフ・テキン国家教育相は我々の国会質問に対する回答で大学生数が減少する状況に関して白状するような発表をした。大臣の回答では、2023年に学生15万7576人が大学入学の権利を得たにも関わらず登録を行えなかったと明らかにした一方で、直近5年間で51万8549人の学生が大学入学の権利を得たにも関わらず大学登録を行えなかったとわかった。」と述べた。

■「もはや国家教育相さえ隠せていない」

バシェヴィルゲン議員が別の憂慮として、直近5年に学校をやめざるをえなかった学生が26万8714人になったことに注目した。同議員は「もはや日に日に学生が学校をやめていく状況を国家教育相さえ隠せていない。何千人という学生が大学入学の資格を得たにも関わらず経済的な理由や住居の問題によって大学に進学できない。」と述べた。

■「学生の夢を奪うのがAKP政権が採用する経済政策と教育政策だ」

バシェヴィルゲン議員はAKPが学生の人生を奪っていると述べ、「子供たちは一生懸命働きながら受かった大学に行ったとしても住居の問題に直面する。住居の問題を解決しても今度は経済的な理由で学業の道を途中であきらめざるを得ない。家族が基本的な生活を犠牲にして教育した子供の大学進学の夢を奪うのが、AKP政権が採用する経済政策と教育政策だ。全国に大学が開業すると豪語する政権は、その大学で学ぶ機会を学生たちから奪っている。」と述べた。

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( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:57091 )