ヨルダン:ブリンケン米国務長官の意図をめぐって
2024年01月10日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ヨルダンは「ブリンケン計画」をどう読んだ?:ガザ再建に際しハマスは「不在」であることが望ましい
【アンマン:本紙】
「少し異なる口調が聞こえた...アントニー・ブリンケン氏は自分の立場を発展させている...いくつか新しい話も聞こえてくるが、現時点では措置や実行の段階には程遠い。」これは、米国務長官の前回の歴訪時にヨルダン政府が同氏を迎えた後、直接抱いた最も深い印象であるが、ヨルダンのアイマン・サファディー外務大臣は引き続き「あらゆる細部」に取り組み、「ヨルダンが考える優先度の確固たる枠組みを改めて伝達する」としている。
ブリンケン氏はヨルダンの首都を最後に訪問した際、王宮で直接質問を受けた。「あなた方は二国家解決を望んでおり、それについて話しておられるが...では、なぜそれに向けた措置を講じないのであろうか。」大方の見方としては、彼はそれについては「コメントしなかった」ということだ。
ブリンケン氏は火曜午後に、前回の歴訪中に「ガザの将来の方向性を描く」ことへの参加に「首脳が同意した5ヶ国」についての声明を発表した。これに対し少なくともアンマンではある程度の驚きがあった。しかしそれは「完全には合意されていない」また、「おそらく米国務長官が提示したこと、あるいは起こったことを正確に反映していない」声明であった。
ブリンケン氏は「戦闘は一刻も早く停止されなければならない」という表現を初めて使用したが、この点においてヨルダン政府は米国政府の方向性に反することを望んでいない。その後、国家安全保障会議の高官ジョン・カービー氏が、停戦はハマースの利益となり、米国政府はこれを拒否するという異なった声明を出した。
(後略)
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( 翻訳者:中原葉 )
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