レバノン:サウジ大使がレバノン大統領選に関する会議を開催
2024年01月25日付 Al-Nahar 紙


■5カ国の大使たちとの会談……大統領選の課題を前進させる本格的な取り組みの開始を試みる

【本紙】

5カ国の大使団は、今日、サウジアラビア大使であるワリード・ブハーリー氏の邸宅にて大統領の問題を前進させるために会議を開催した。これは、数日前に行われることになっていたナビーフ・ビッリー衆議院議長との会談を伴う訪問を取りやめた後に行われた。

また、共和国大統領選の課題の前進につながる本格的な取り組みを開始するための、これらの国々の試みに関する情報が明らかになっている。

ブハーリー大使が数週間前からベイルートで政治活動を再開して以来、近年レバノン国民が直面している(大統領の)不在及び下落の後のレバノンの問題に対するさまざまなアプローチについて、サウジアラビアに新たな傾向があるのが、政界において明白であるように見えた。この印象は、ブハーリー大使がサウジアラビアに加えアメリカ、フランス、エジプト、カタールの5カ国の大使たちの間に生み出そうとしている力学により強まった。このことは今後パリまたはドーハで行われる予定(未だ開催地は決定していないものの、ドーハで開催する可能性が高い)の5カ国の代表者会議に先立つ動きとして、ナビーフ・ビッリー議長と面会するよう大使に緊急かつ異例の要請があったことにも表れている。ブハーリー大使は大使団の会議開催には至らなかったが、その最たる理由はその布告がイランのムジュタビー・アマーニー大使の応対と同時に重なってしまったためであった。そこで同大使は国内情勢に関して多くの説明を行なったが、その中でも重要なのはいかなる将来の政治的取り組みにおいてもイランの重要性が示されたこと、そして最も重要なことは、この件に関しサウジアラビア・イラン間の理解が示されたことであった。

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( 翻訳者:長谷川優希 )
( 記事ID:57169 )