ウクライナ:ロシア軍機墜落に関して国際的な調査の実施を訴える
2024年01月25日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ゼレンスキー大統領がロシア軍機墜落に対する国際的な捜査の実施を訴えた

【キエフ:DPA】

ウクライナ大統領のウォロディミル・ゼレンスキー氏が国境付近のベルゴロド地区でのロシア軍機墜落に対する国際的な捜査の実施を訴えた。

水曜日(24日)夕方のスピーチで彼は、ウクライナ軍情報機関は現在ウクライナ人戦争捕虜数十名の行方を知るためのより多くの情報を得ようとしている。なお、ロシア政府によると、彼らは(墜落した)機体に乗っていたという。

また、彼はウクライナ外務大臣のドミトロ・クレバ氏に外国人パートナーへウクライナに与えられた情報を全て提供するよう指示を送った。

そして、「私たちの国は国際的な調査を強く求める。ロシア人が捕虜になったウクライナ人の命、彼らの親戚の気持ち、そして私たちの社会の気持ちを弄んでいることは明らかである。」と語った。

イリューションⅡ-76は正午ごろロシア西部のベルゴロド地区に墜落した。なお、ロシアの報告書によると、その中には65名のウクライナ人戦争捕虜が含まれていたという。しかし、飛行機が誰を、あるいは何を運んでいたかについての独自の情報は現在に至るまでまだ見つかっていない。

ウクライナ側は、捕虜交換が計画されていたが、後に中止となったとだけ明らかにした。そして、捕虜交換という観点でベルゴロド上空を防衛すべきだとロシアが伝えてこなかったとして、ウクライナはロシアを非難している。

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( 翻訳者:城森翔悟 )
( 記事ID:57194 )