新年の訪れとともに、床屋で値上げが見受けられ始めた。イスタンブルでは、去年は150~200リラほどであった髪・髭のカット代は、今年になって250~500リラ(約1216〜2432円)の間で変動している。床屋代は地区によって異なっている。
家賃、電気代、水道代、人件費といった費用の値上がりは、床屋にも影響した。去年の一月には150リラほどであった散髪代は、今年は300~400リラ(約1459〜1945円)にまで値上がりした。
■値上がりの理由が明らかに
イスタンブルの一部の地区では、この数字はさらに高くなることもある。髭剃りの料金は100~200リラの間で変動している。髪と顎髭の両方を切る場合には250~500リラもの料金を払わなくてはならない。理容師たちは、値上げが店舗の家賃や全体的な値上げに起因すると話した。
値上げについて話した理容師ギョクトゥー・ブーラ・トゲルさんは、「生活費が高いので、私たちもそのサイクルに巻き込まれました。まず初めに家賃が、そして電気代や水道代が、値上げに影響しています。お客さんも、全体的な値上がりを感じていて、我々の料金にも理解を示してくれています。地区毎で、床屋の料金は異なります。これも、家賃の差に原因があります。この店では、髪と髭のカット代は350リラですが、これを値上げするつもりです。3か月、6か月後に料金を変えることができます。去年は髪と髭のカット代は250リラでした」と語った。
■「値上げは当然」
市民のシュクルジャン・デヴェリさんは、「自分で商売をしている人たちにも認め始めました。固定費用の値上がりによって床屋の値上げも当然のことだと思っています。去年は髪・髭に200リラを払っていましたが、今年はとても高くなっています」と話した。
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( 翻訳者:関口ひなた )
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