エジプト:国境地帯へのイスラエルの侵攻阻止へ
2024年01月29日付 al-Quds al-Arabi 紙
■エジプト、ラファフ国境地帯へのイスラエル侵攻を阻止する決意をパレスチナ諸派に報告
【ロンドン:本紙】
マヤーディーンTVは日曜日、パレスチナの複数の情報筋の話として、「エジプトは、パレスチナ・エジプト間のラファフ国境にイスラエルが侵攻するのを許さないという、同国の断固たる決意を、パレスチナ諸派に伝えた」と報じた。
同筋は、エジプトが「エジプト・パレスチナ間の国境に対するどのような攻撃も、それはエジプト国家安全保障に対する攻撃である」と強調した、と述べた。
同筋によると、パレスチナ諸派はエジプトの姿勢を称賛し、それを「国境の保護、主権の強化になる」とみなしており、「エジプトは強制移住計画を阻止している」と指摘しているとのことである。
また、パレスチナ諸派はエジプトの姿勢を「国境地帯への侵攻を止める最も重要な姿勢の一つである」と見ている、と付け加えた。
数日前、エジプト国家情報局のディヤー・ラシュワーン長官は、「エジプトとの国境に沿った、ガザ地区の“フィラデルフィア回廊”制圧に向けたイスラエルの動きは、エジプト・イスラエル間の重大かつ深刻な脅威につながる」と強調した。
また、同長官は「最近、ベンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相を筆頭としたイスラエル高官の複数の発言で、エジプト領内からガザ地区への武器・爆薬物・弾薬とその原材料の密輸行為が存在しているという、虚偽の主張や告発が取り沙汰されている。」と述べた。
そして、「イスラエルが嘘の拡散をしようとしているのは、エジプトとの国境沿いにあるガザ地区のフィラデルフィア回廊(サラーフ・ディーン回廊)の占領に向けた歩みに正当性を生み出す試みであり、イスラエルとエジプトの間でそれぞれ署名された治安に関する条約や協定に違反している。」と付け加えた。
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( 翻訳者:西村璃子 )
( 記事ID:57219 )