レバノン:ホッホシュタイン氏の矛盾する警告と助言(3)
2024年03月06日付 al-Mudun 紙
■ホッホシュタイン氏の「安心させながらも恐ろしい」助言と警告
【本紙】
分裂ゲーム
ホッホシュタイン氏の訪問は、特にベニー・ガンツ大臣の訪米を妨害しようとしたベンヤミン・ネタニヤフ首相の意向にもかかわらず、ガンツ氏がそれを行うなど、イスラエルの分裂の度合いが高まるなかで実施された。これはネタニヤフ首相・米政権間の関係に大きな緊張があることも表している。それはまるで、ヒズブッラーとその方向性に対抗する政治勢力の立場を顕示することに集中することを通じて、レバノン政治の垂直分裂を見せつけたい者がいるかのようだ。
もちろんこのことは理解できるし、これは対立しあう政治的潮流という範疇に組み込まれる。しかしそれ以上に、ホッホシュタイン氏のベイルート訪問を、当時戦争におけるヒズブッラーの選択や戦争の継続に対抗する政治勢力の形成の試みであったと捉えられた、2006年のコンドリーザ・ライス氏の訪問になぞらえる人々もいるのだ。
(4)に進む
(2)に戻る
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:大森耀太 )
( 記事ID:57478 )