市民が断食するのは断食月だけではない
2024年03月11日付 Cumhuriyet 紙
共和人民党マニサ選出アフメト・ヴェフビ・バクルルオール国会議員は、トルコ統計局がインフレ率を72%であったと発表したことに触れて、「今年、市民はイフタール(一日の断食明けの食事)とサフル(一日の断食前の食事)の食卓で残念ながら以前のような食品の多様性はなくなるだろう。もはや市民は、断食月だけでなく、12ヶ月断食をしなければならないだろう。市民は、断食月の断食ではなく、公正発展党による断食をしなければならないだろう。」と述べた。
断食月が始まるとともに市民は最初のイフタールの食料の買い物を始めた。共和人民党マニサ選出アフメト・ヴェフビ・バクルルオール国会議員は、食料品のインフレ率に注意を引き、「断食月が来て、食料品のインフレが、イフタールの食卓に打撃を与えるのは明らかに見える。なぜならOECD加盟国の間でトルコは、72%の食料品のインフレ率により群を抜いて先頭にいる。食料品のインフレ率が公式なインフレ率より高いことは、特に低所得者、最低賃金者、退職者にとって生活の大問題である。食料品価格の過剰な上昇は、最も貧困層に影響し、頭を悩ませる状態である。断食月が近づく中、イフタールの食卓に欠かせないバターは16.99%、チーズは11.57%、牛乳は10.99%価格が上昇しているのが注意を引いており、子羊の肉の1月の価格上昇割合は14.81%である。今年、人々のイフタールとサフルの食卓では、残念ながら、以前のような食品の多様性はなくなるだろう。もはや、市民は断食月だけでなく、12ヶ月断食しなければならない。国民は、断食月の断食ではなく、公正発展党による断食をしなければならないだろう。」と話した。
■インフレは更に上昇
年間のインフレ率は67%を超え、食料品のインフレ率も71.12%だったというトルコ統計局発表に触れたバクルルオール議員は、「このようにインフレ率が下がる見込みはなくなった。今後3カ月、インフレは急騰し続けるだろうと言われている。もはや、中央銀行の年末のインフレ目標を維持することは難しく見える。選挙後、ドルの為替レートが上昇するとみられている。ドルの為替レートが上昇することは、つまり、光熱水費を筆頭に悉く全ての物の価格が上昇することを意味する。物価上昇は、インフレを意味する。こうして食料品を筆頭にインフレの上昇が続くだろう。生産価格の上昇は、まだ消費者物価の上昇に反映していなかった。
選挙後、消費者物価に反映した時、インフレ率は100%に近付くだろう。中央銀行が36%として発表している年末のインフレ目標を維持することは不可能なように見える。なぜなら、選挙後、悉く全ての商品の価格が上昇すると予想されるため、インフレ率がさらに上昇するだろう。」と述べた。
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( 翻訳者:新井慧 )
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