アメリカ:ホワイトハウス報道官の味気ない支離滅裂な答弁がSNS上で嘲笑の的に
2024年03月22日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ホワイトハウス報道官のガザに関する支離滅裂でプロ意識に欠けた事務的な答弁に対するSNS上の嘲笑-(動画あり)

【ワシントン:本紙】

米ホワイトハウスのカリーヌ・ジャンピエール報道官は、ガザ地区でのイスラエルによる血なまぐさい戦争へのジョー・バイデン大統領の対応に激怒して、米国内の多くのパレスチナ人・アラブ人組織が予備選挙のキャンペーンで、政府高官との会談を拒否したことについての大統領の見解を問われ、プロ意識に欠けた温かみのない支離滅裂な答弁をした。

ジャンピエール報道官は、驚くほど機械的に、「バイデン大統領は多くのパレスチナ、アラブ、及びイスラームコミュニティー指導者らと面会した」と述べ、「(昨年)10月7日の攻撃後、今が困難で辛い時期であることは理解しているが、今後も政府はコミュニティーとの対話を続け、その意見に直接耳を傾けていく」と付け加えた。

すぐさまSNS上では、ジャンピエール報道官の答弁が「今すぐその場から逃げ出したがるロボットに見える」と嘲笑する声が広がった。(湾岸問題の専門家である)アンドレアス・クリーグ博士は、「チャットGPT(人工知能システム)に答えを書かせていたら、これよりも共感でき、優しさと思いやりにあふれた人間味のあるコメントを返してくれていたに違いない」と投稿した。

他にも、(米ニュース番組、ブレイキング・ポイントの)コメンテーターを務めるライアン・グリム氏は、「この答弁からは、(大統領の)政治的見解も、プロ意識も、人間味も何も感じられない」と書き込んだ。

I think if you asked Chat GPT or any AI to write this answer, they would produce a more empathetic, humane and concerned statement than this https://t.co/bCDdVizbIt

— Dr Andreas Krieg (@andreas_krieg) March 21, 2024


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( 翻訳者:山中李咲 )
( 記事ID:57539 )