全国的に31日に実施される地方自治体議会選挙のために故郷で投票したい人々でバスターミナルが混雑する一方で、バス会社の関係者は需要に応えるため増便したと述べた。
ある会社の職員は全支社で同様の混雑が発生していると話し、「選挙のためにイスタンブルから出発する人もイスタンブルに到着する人も増え始めました。移動需要の高まりを受けて増便しました。」と語った。他の会社の職員も「(断食明けの)祭り前の混雑に.地方選挙の混雑が加わりました。現在弊社のバスは空席がありません。」と話した。
■コストがチケット料金に反映
複数の会社がコストの増加を理由に増便できないと明かした。会社の従業員は「需要が高まっているにも関わらず増便できず残念に思います。コストが非常に上がっているからです。祭り前には安いチケットを買い求める人がいます。さらに週末の選挙での混雑が重なりましたが、弊社はコストのせいで追いつかないのです。」と話した。
職員は大手の会社は増便し、値上げしていると強調し、「弊社は大手ほど多く増便できませんでしたが、やれることはやりました。これを機に増便する大手バス会社は価格を上げました。彼らは500リラだったチケット価格を800リラに値上げして、増便したのです」と述べた。
■「チケットが航空券の価格に等しい」
全バス会社連合のムスタファ・ユルドゥルム会長は過去の選挙に比較してもそれほど大きく動いていないと語った。
同会長は、それにも関わらず祭りの効果によってバスが混雑していると話し、「断食月中は50%近い値下げを行う会社があった。通常価格に戻したら値上げしたように見えるが、そういった値上げではない。しかし祭りの期間中に 20〜30%は値上げがある。イスタンブル・トラブゾン間のチケット価格は1300リラで航空券代並だ。燃料とコストが上がり続けているからだ。」と話した。
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( 翻訳者:伊藤梓子 )
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