■UNIFIL海軍部隊は11万隻以上の船舶に対応
【本紙:フサイン・サアド】
レバノン沿岸一帯に国際的な海上部隊を編成した目的は、レバノン海軍による領海の監視の支援、レバノン沿岸の保全、そしてイスラエルによるレバノン領海封鎖の解除に影響を与え、現在はUNIFIL海上任務部隊が行っている任務をレバノン海軍が担う準備ができるよう同軍の訓練に貢献することである。また同部隊は、数々の人道的任務に参加しており、そのうちの一つが、約3年前に、乗っていた船が沈没してしまった数十人のレバノン人の救助に関わったことである。
2006年10月15日の任務開始以降、UNIFIL海上任務部隊は113,800隻の船舶に連絡をし、その内およそ16,200隻を海上ないし港でのさらなる調査のためレバノン海軍に引き渡したが、同部隊の任務にはイスラエル海上での違反監視の権限は委任されていない。
テネンティ報道官:大規模な活動
UNIFILのアンドレア・テネンティ報道官は、「UNIFIL海上任務部隊(MTF)は、安保理決議第1701号を根拠として、2006年10月に初めて展開された。これはレバノン政府の要請に基づいたもので、武器やレバノンに関係する資材が海からレバノン国内に無許可で入るのを同海軍が阻止する支援のためだった」と述べている。
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( 翻訳者:大森耀太 )
( 記事ID:57601 )