エジプト:当局はパレスチナ支援の活動家に対する逮捕キャンペーンを開始
2024年04月05日付 al-Quds al-Arabi 紙
エジプトジャーナリスト協会前でのガザ連帯スタンディング
■エジプト当局はパレスチナを支援する抗議スタンディングに参加した活動家に対する逮捕キャンペーンを開始する
【カイロ:本紙】
エジプト治安機関はこの二日の間に20人以上に上る活動家の逮捕を行うキャンペーンを開始した。このキャンペーンは、活動家たちがカイロ中心部にあるジャーナリスト協会前の階段でパレスチナを支援する抗議スタンディングに参加した直後に始まった。
当逮捕キャンペーンは、水曜日に活動家たちが開催したガザ地区への人道支援の継続やカイロからのイスラエル占領勢力の大使追放を求めた抗議スタンディング終了の数時間後に始まった。この抗議スタンディングはガザ地区の同胞への連帯を示して、イスラエルによる侵略と彼らに課された封鎖や飢餓をもたらす戦争に対抗して、ジャーナリスト協会の前で毎週催されている「パンと水」の断食明けの食事の直後に行われた。
高等検察庁は昨日木曜日、学生を含む10人の政治活動家を、テロ集団の目的達成に参加し、故意に虚偽のニュースを発表、放送した嫌疑で2024年第1277号事件として15日間拘留する決定を表明した。
治安機関は金曜日の夜明け、活動家の集団を対象とした逮捕キャンペーンを続行し、(逮捕者は)スタンディングの中心となり、シュプレヒコールを率先したほとんどの人に渡った。シュプレヒコールは援助のためラファフ検問所を開放する必要性を訴え、援助介入におけるイスラエル占領勢力との調整を拒否した他、観光会社ハラーがガザ地区における同胞の苦難を増大させていると批判した。エジプト人の実業家イブラーヒーム・アルジャーニー氏が所有するこの会社は、「ハラーの調整」として知られる陸路のラファフ検問所を経由するガザ地区からの脱出を望む人々から数千ドルを徴収している。
(後略)
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( 翻訳者:中山早春 )
( 記事ID:57612 )