サウジアラビア:アラブ首長国連邦との領土問題が再び表面化(1)
2024年04月15日付 al-Quds al-Arabi 紙
■サウジアラビアとアラブ首長国連邦の領土をめぐる係争
【国連:本紙】
アラブ首長国連邦と係争中の海域についてのサウジアラビアが国連に苦情を提出
『クドゥス・アラビー』紙は、サウジアラビア国連代表団が国連総会およびアントニオ・グテーレス国連事務総長に宛てて2024年3月17日付で提出した公式文書を検討した。しかしその文書の発行日である3月28日は、2019年に発布された首長法令に記載されているように、ヤーサート地区を自然海洋保護区と発表したアラブ首長国連邦の決定に関連している。
「二国間の国境についての係争は時には表面化し、時にはなくなることもある」
サウジアラビアが提出した文書では、同国がUAEの決定を「法的価値をもたず、考慮に値せず、その法的効力が認められない」ことが記されている。
これに先立ちサウジアラビアはUAEに対し、「マカースィブ諸島の共同主権地域と、サウジ領海においてUAEが単独でとったいかなる措置も認めない」と通告したうえで、「1974年に両国間で締結された陸海国境画定協定の履行を維持する」よう要求した。
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( 翻訳者:瀬川遥加 )
( 記事ID:57694 )