エジプト:東方教会の宗派間交流(1)
2024年04月10日付 Al-Ahram 紙


■タワドロス教皇が聖カタリナ修道院長と面会

【カイロ:アミーラ・ヒシャーム】

アレクサンドリア教皇並びに聖マルコ管区総主教のタワドロス2世は、聖カタリナ修道院・ワーディー・フィーラーン及びエルトール大主教、並びにエジプトのアル=ウバイディーヤ学園財団理事長であるドミトリ・サマツィス・デミアノスと彼の代表団と面会した。

この会談は水曜、アッバースィーヤの聖マルコ大聖堂にあるコプト教皇公邸にて行われた。

タワドロス教皇は来賓を歓迎、面会への喜びを表明し、全てのエジプト人にとって聖カタリナ修道院、そしてエジプトの聖人である聖カタリナが重要であることを指摘し、自身も1997年に、修道院こそ訪れなかったものの、聖カタリナの街とシナイ山を訪れていたことを示した。

一方、聖カタリナ修道院大主教はコプト正教会が諸正教会の中でも大きな存在となっていることを指摘し、教皇と面会し、祝福を授かったことに対して、同席した代表団と共に感謝の意を表した。

また、世界における教会の存在は、人類が必要とする愛と平和を広めるものであるため、全世界にとっての祝福であると強調した。

更に大主教は、慈善活動を目的とした7名のボランティアメンバーで構成される文化教育機関であるアル=ウバイディーヤ学園財団について触れ、スーダンの私たちの兄弟たちが現在経験している状況に鑑み、コプト教会と連携してエジプト国内のスーダン難民に奉仕する上で同財団が果たしている役割について語った。

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( 翻訳者:植木征司 )
( 記事ID:57700 )