リビア:マグリブ三首脳協議会で、リビアの政治危機が主要議題に
2024年04月23日付 al-Quds al-Arabi 紙
■リビア危機がマグリブ三首脳協議会の議論とマグリブ連合をめぐる論争の主要議題に挙がる
【トリポリ:本紙、ナスリーン・スライマーン】
リビアの隣国チュニジアは、組織凍結によるアラブ・マグリブ連合の不在に終止符を打ちたいという去る3月初旬に表明された要望を実現するため、アルジェリア、チュニジア、リビアの首脳による初の協議会を主催した。リビア問題と同国に展開する外国勢力の問題もこの協議会で議論されるという。
アルジェリア大統領府は月曜(22日)、アブドゥルマジード・デブン大統領が、チュニジアのカイス・サイード大統領の招待を受け、アルジェリア、チュニジア、リビアの首脳が集まる初の協議会に参加するため、チュニジアを訪問したことを明らかにした。
チュニジア大統領府が発表した声明によると、この評議会は参加する3カ国の関係強化を目的としているという。なお、モロッコとモーリタニアはこの評議会には招待されていない。
このマグリブ三首脳協議会に、リビアからはムハンマド・メンフィ大統領評議会議長が代表として出席しており、特にアブドゥッラー・バティリーリビア担当国連事務総長特使の辞任を受けて、リビア問題がチュニジアでの今回の協議会の主要議題のひとつになることが予想されている。また、複数のアナリストによると、アルジェリアとチュニジアはリビアが通常の生活を取り戻せるよう支援するための努力を倍増するだろうと予想されているという。
アルジェリアとチュニジアは、一方または対立する複数の当事者を支援しそれによって特別な利益を得ている多くの外国勢力とは対照的に、直接干渉することなくリビア人同士での解決を支持している。
(後略)
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( 翻訳者:荒岡麻里 )
( 記事ID:57751 )